西上州毛無岩 烏帽子岩直上ルート

2021年5月30日(日)、群馬県の南牧村にある毛無岩へ登りに行ってきました。

参加メンバー 中村、鈴木弦

毛無岩は平らな山頂の荒船山の東側にあります。荒船山から伸びる稜線上に位置しています。

トポで見ると8ピッチ、最難ピッチがグレード10bのフェース。

岩が露出してスッキリしているのは上部3分の1程度、残りは緑の藪の中。

道中、先週来た蝉の渓谷を通り過ぎ、荒船山方面に向かいます。何だかこのところ毎週南牧村に来ています。

アプローチは毛無山登山口というところから。小さな神社が登山口の目印になります。

神社脇の道奥に車が3台程度置けるスペースがありました。

神社脇から一般登山道を登り、毛無岩へと続く尾根道を辿ります。

尾根上の開けた所から見た毛無岩。岩の頭だけがちょっと見えました。

岩の基部まで、アプローチはコースタイムで1時間30分〜2時間となっています。

毛無岩と東のコルとの分岐を左の道に入り、3分ほど歩くと巨大な滑り台のようなルンゼが右側に見えました。

この滑り台が取付点の目印。

準備を済ませて、登り始めます。

最初はⅢ級程度の藪です。ロープは出さないで登りました。

西上州らしく、岩がもろい箇所が多数ありました。

持ったら岩が簡単にポロッと取れた。

木を掴んで藪を登っていく弦くん。暑いし、虫がたくさん居る。

藪は2ピッチ登ると無くなり、スッキリとルートがよく見えるようになりました。

トポでは3ピッチとなっているので、途中飛ばして登ってきてしまったようです。

10bのフェースを登る。最初の数手が悪かったのと35m程度と長い。

ここはゆっくり登りました。

ルート自体はリングボルトかペツルが打ってあるので迷うことはなかったです。

この辺りからハーケン、リングボルト、RCC、ペツルと支点が多数。

ペツルのハンガーボルトは真新しくピカピカで、近年打ち足されたものだとすぐ判りました。

すごい良い天気。暑いくらいでした。横着してロープ2本出さず、シングルロープ1本で直上。

次のピッチは弦くんリード。ここからロープを2本出してビレイ。結局2本出したのは最後の3ピッチだけ。

最終ピッチはクラック登り。

岩のコーナーに沿ってクラックを登っていきます。弦くんリード。

トポではグレード5.8のクラック。

このクラックも短い間隔でリングボルト、ペツルと支点が打ってありました。

クラックの中間くらいに打ってあったリングボルトは、誰かが落ちたようで細長くなっていました。

クラックが登れなかったら、クラック左のフェースに逃げようと思ってましたが、左はボロボロで足を乗せると崩れる。最後のほう3手ほどは、どうにもならずA0で。

毛無岩最上部の看板にて。

岩のてっぺんからは真っ平らな荒船山が近くに見えました。

西日に照らされる毛無岩。下山途中の登山道から撮影。

登山口の神社横の道を上がり、駐車スペースへ戻ってきました。

フェースは登れたものの、最後のクラックがきちんと登れず残念でした。

普段やらないクラック、大変疲れました。

一緒に行っていただいた弦くん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

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