草津白根 大沢川

2021/7/12

メンバー、taku、水戸のU野さん、貿易屋さん

毒水沢の隣の沢。大沢川へ晴れ間を狙って行ってきました。こちらの沢は僅かな記録しか見当たらず、殆ど出たとこ勝負となる。

登山道を進み登山道から毒水沢を横切る辺りから毒水沢を下降する。出合いまではなだらかで特に危険箇所は無く慎重に降りれば特に問題はない。ボロボロのFIXロープが貼られていた。

毒水沢と大沢川の出合いに来ると両岸は狭まり苔の張り付いた岩久に囲まれ異様な雰囲気となる。毒水沢の水は少し暖かいように感じたがこちらは結構冷たい。ウェットスーツで来て良かった


陽が当たらないと鬱蒼として不気味です。

大沢ブルー。水が綺麗

最初に現れるF1。遠目で見るとのっぺりしているように見えるがカチが豊富で登りやすい。小さなクラックが発達していたのでナッツがバッチリ効きました。岩は滑っているが下地良好で特に難しくは感じなかった。

その後は釜やら小滝やらが間髪入れずに現れる。渓相は相変わらず素晴らしく飽きさせない。

15m強の滝は左岸から容易に巻いた。ウェットスーツで藪漕ぎはかなりシンドイ…。

特にこれといった難しいところもなく、釜で泳いだり小滝を登ったりして遊ぶ余裕も出てくる。しばらくゴーロを進むと登山道と合流する。僕たちは更に沢を詰めることにしましたが、ここで遡行を終了してもいいと思う。

水が綺麗で気持ちが良い

上部ゴルジュに入っても渓相は変わらず素晴らしい。大きな大滝がいくつも現れ一つの滝を巻いてもまたすぐ登れそうにない滝が見えるので中々沢床に復帰できない。巻きのルーファイを慎重に四つか五つくらいの滝をまとめて巻く。このまま登山道まで詰めるかどうするか話しあったが、目当てのCSの滝を登らずして帰るという選択は最初から自分には無く、強引にU野さんと貿易屋さんを説得させ無事お目当てのCS滝に辿り着くことが出来ました。

つるっつるでフリー突破は絶望的。
得意のハンマーエイド

CSの滝基部まで泳いで取り付き、一段上がりハンマーにスリングを連結させて恒例のハンマー投げ。3発で見事にハマってくれた。ザックは荷上げで空身でトライ。ハンマーに掛けたスリングにゆっくりと立ち込みステミングでバランスをとりながら上のガバを取る。体制を整えハンマーを回収し更にそこからもう一段上の溝にハンマー投げる。これもまたバッチリキマってくれた。抜けないかしっかりテストしてまた静かに体重を預け無事に突破することができた。大岩にザイルをFIXしてフォローはアッセンダーで。中々苦労してました。

CS滝の上部のルンゼから30分ほど藪漕ぎをして登山道に復帰。渓相は終始素晴らしく、泳ぎ、登攀、藪漕ぎ、といろんな要素が凝縮されていて最後まで楽しく遡行できました。なんと言っても登山道が並走しているのでエスケープが容易というのは安心感があります。

下山後は西の河原の露天風呂に入りゆっくりと汗を流して帰路につきました。

お疲れ様でした。

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