2023年 4月30日 メンバー ゲンゲン 他1名(会外)
天候 雨のち曇
まったく、今年は忙しくていけない。休日出勤ばかりで全然山行ができていない。しかも気温は日に日に暑くなり、早く沢に行きたい。
そんなことばかり毎日考えていたら急に仕事がお休みになり、前から気になっていた沢に行くことになった。
朝から雨だが、まあいけるでしょ ということで決行。
一応 調べると、我らが副会長がとんでもない増水時に突っ込んだ記録が出てきた。上には上がいるので大丈夫、大丈夫。
パートナーは友人の比留間。
遡行グレード: 2級
装備: ウェットスーツ上下, フェルトソール沢靴, ゴルジュハンマー, ATC, 30mロープ, 各種カム, ナッツ, ハーケン4本
遡行終了点である作原橋に車を一台デポ、もう一台で入渓ポイントに向かう。
車をデポする頃には、一時はかなりの勢いで降っていた雨も上がり、曇りになっていた。
━ 11:30 入渓 ━
数えて3つ目の大堰堤まで一気に右岸から巻く。
ちゃんとした道になっていて、フェルトソールでも歩きやすい。
大堰堤を懸垂で下降し、沢床にログインした。
増水はしていないだろうという見通しはあったが、それにしても水がない。涸れてる…
しばらく巨岩帯が続く。
釣り師が入らないせいか魚がたくさんいる。
第一ゴルジュ入口。水がない。
ここは水流の左を登った。
続くトイ状も流れがない。
濡れたくない比留間は突っ張っていったが、僕は中央突破してしまった。
続く3m滝は右壁を登り、4m滝も登ろうか迷ったが、ぬめりがひどかったので右岸から巻いた。
しばらく癒やし渓。小滝が次々に現れるが、まるで障害物競争のように楽しく越えることができる。高速道路。
しばらくすると渓相が暗くなり、洞窟?登場。
手前の4m滝は水流中を抜けた。
洞窟を出るとすぐに第二ゴルジュ(スリットゴルジュ)
折角なので水流中を行こうとしたが、比留間に止められてやめた。
左岸を一段上がったバンドからトラバース気味にゴルジュ内へ。残置ハーケンあり。ここはロープを出した。
ゴルジュ内はかなり暗く水底が見えないため、本能的に水流中に入るのが躊躇われた。おまけに手も足も非常にぬめるため、突っ張りで誤魔化して突破した。
序盤のツルツルの数手さえこなせばあとは快適。
F2の釜の入口にてカムで支点構築し、セカンドを迎えた。残置ハーケンあり。
続くF2は釜を抜けて水流中央から取り付き、右壁を登攀した。
壁は意外に立っているが、ぬめりはなく非常に快適。
残置はなし。カムで中間支点をとり、落ち口で終了点を作ってセカンドを迎えた。
第二ゴルジュを抜けると、暫しナメを挟んで第三ゴルジュ。
4m滝は右壁からトラバースし、左壁へ抜けようとしたが、大量の落ち葉に阻まれ、右壁を登った。
水流によって磨かれた赤色のナメが美しい。
8m滝?かなり寝ている。
最後の10m滝は右壁のバンドから斜めに巻いてしまった。
その後はナメが続き…二俣に当たったら左俣へ。
小滝を適当に越えつつ、しばらく行くと、車をデポした作原橋が見えてくるので脱渓。
脱渓からゼロ秒で車に到着するのが本当に有り難い。
━ 脱渓 14:50 ━
簡単で短く、しかし変化に富む楽しい沢だった。