2023年 5月17日 メンバー ゲンゲン TK
天候 晴れ
上ノ廊下の練習にも使われているという丹波川本流。
手書きの遡行図まで作って狙っていたところ、たまたまパートナーが確保できたので、自身のスキルアップも兼ねて行ってきた。
雨上がりということもあり、丹波村のライブカメラで平水を確認してから入渓した。
パートナーは副会長のTK。最近また太ったらしく頼もしい。
遡行グレード: 3級
装備: ウェットスーツ, ライフジャケット, フェルトソール沢靴, ゴルジュハンマー, ATC, 20mフローティングロープ×2 , 各種カム, ナッツ, ハーケン6本
入渓 8:30
三条新橋より入渓。ここは沢ではなく川なのだが、水が澄んでいてきれい。
黒川谷の出合いを越えると渓相が暗くなり最初のゴルジュに。水は暗緑色に変わり、足のつかない泳ぎとなる。
この先が犬戻り(?)
ここは流れを渡って左の岩から抜けた。果敢にもTKが水流中から行こうとしていたが、トルネード洗濯機みたいな流れを見て諦めていた。
すぐに坊主淵
淵を泳ぎ渡り右壁へ取り付く。さほど流れはない。
二段目の釜が不気味に巻いているが、ホールド超良好なので問題なし。
二段目を越えたところで右岸に渡渉。体重のあるTKに先に行ってもらう。
自分は体重がお子様なので、ちょっと流されかけた。今回一番怖かったポイント。
これ以降は、ヤバそうなのでそのまま巻いてしまった。
すぐに核心の手取淵
事故が多発する嫌なゴルジュだ。
ここは右壁をへつっていく。後半はホワイトウォーターの激流になり恐ろしいが、手はガバだらけ。フットホールドも水中に多数あり、落ち着いて探せば問題ない。体感でボルダリング5級程度のトラバースという感じだった。
残置はハーケン2本あり。これはA0用かも。
ゴルジュを抜けると右壁はすぐに小さなテラス状となる。残置ハーケンにてセルフを取り、肩絡みでセカンドを迎えた。
交代してTKリード
ゴルジュの抜け口にある滝も一応ロープを出した。流されると巻かれるので中間視点は取れない。
ここがちょっと悪いので、水量が多い場合は手取淵手前から車道に脱渓して、トンネルを抜けた先まで大高巻きをしたほうがいいかもしれない。
一瞬だけ光あふれるゴーロをはさみ、大きな深い釜を持つ桐木滝へ。
水量にビビってすぐに右から高巻いてしまったが、上がってみたら滝の左側が登れそうだった。
次のゴルジュは流れが強く、突破できなかった。
水流横を左岸から巻いた。
こんな感じのゴルジュがもう一つあったような気がする。
長い長いゴーロ歩きがあり、泳ぎ徒渉を繰り返しながら歩を進める。
この滝は左から。
丸山入道淵
ここは左壁から。中程で右壁へ移ると右壁から上流へ戻る流れがあり、それに乗れば突破は容易。
一ノ瀬川との分岐。今回は左へ。
左に入るとすぐに銚子滝
本気のじゃんけんで敗北し、TKに先に行ってもらう。
フリーで水流中から上がっていく。Ⅲ級くらい?
ホールドは悪くないがツルツル系でちょっと怖かった。
渓相はすぐに暗く深く流れの弱い淵になり、奥に花魁淵が見える。
写真では見たことあるけど、実物はかなり不気味で神秘的だった。これは登攀不能だよな〜などと言いつつ左岸から旧道に脱出。
脱渓 12:10
一時間ほどダラダラ車道を歩いて三条新橋に戻ってきた。
3級の泳ぎ沢は初めてだったが、とてもよい経験になった。
今夏は様々な沢にトライしていきたい。