魚野水系 大源太川 北沢本谷

2023年9月17日  メンバー たぬき Mtaka Rock Syun

天候 晴れ

連休を利用し予定していたアルパインは、天候が不安定な為中止。代替え案として岩よりは、天候にあまり影響を受けにくい沢へ転進。未だ真夏の様な残暑が有る中、沢へ涼を楽しみに行ってきました。
今回の流域は谷川水域でも日帰りでお手軽に遡行出来そうな大源太川 北沢本谷。連休中とも有って他にも遡行するパーティーが居ると思っていたが駐車場に着くと車は数台。一般登山者の事を考えると沢は貸し切りだろう。 実際終日貸し切りだった。
準備を整え、一般道よりアプローチ開始。明瞭な登山道を辿り足を進め2つ目の渡渉地点より入渓、此処まで30分程で快適なアプローチだった。
【遡行開始】
(東京起点 沢登ルート120 文献参照)
出だしは水流の有るゴーロ帯に所々現れる3~4m程の小滝を処理して行く。

入渓点より小滝が連瀑するゴーロを詰める 出だしより楽しい

良いウオーミングアップだった。
登り始めはラバー使用
①4条6m 一番左のラインを選択。トポには簡単に登れると記載されていたが、ヌメリが酷くラバーでは緊張を強いられた。
この後フェルトに交換したが最初からフェルトの方が良い様に感じた

4条の滝は一番左から ラバーで遡行したがヌメリが酷く緊張

②深い釜を持った滝は水線には突っ込まず右の岩伝いに抜けた
③左からヘツリ水線左を登る
④3条ぽい滝は一番左より水線を浴びながら

3条ぽい滝 一番左を水線を絡め抜ける

⑤小滝の連続 景勝が良く快適

何に反応したのか?覚醒したRock

⑥立っている滝 威圧は有るが水線右の岩はガバなので快適に抜ける

滝つぼ付近からは風圧もあり威圧を感じるが 見た目より快適な登攀

⑦左のクラック沿がルートだが水線が有る為、クラック左へブッシュを掴みながら抜けた

水線の有るクラック伝いに高度を上げる スラブ状なので滑りに緊張

⑧ここからルート上の核心部へ 三俣が現れラインは一番左の滝。
三段構成。一段目、右壁よりガバを拾い高度を上げる。2段目、水線を跨ぎ左へトラバースする様に左上し中間部に至る、上部をより右上へ切り返す。右上する区間はヌメリが有り難易度は無いが非常に緊張。3段目、出だしの2~3手が立っているがガバ。しかし高度感が有るので緊張を強いられた。

高度感が気持ち良い中フリーで抜ける 背面は七ツ小屋沢

⑨右の水線から高度を上げ中間部で左にトラバース後直上。下段から中間部のトラバースが非常に滑り悪かった
⑩個人的にはルート上の核心に感じたピッチ。3段構成のチムニー滝、出だしの1段が悪い。狭いチムニーな為、ザックが邪魔なので股下に吊るして処理。2.3段目もホールドスタンスは適度に有るがヌメリガ強く緊張しながら抜ける
⑪チムニー滝を抜ければ一気に水量は減り、ヌメル小滝が連瀑。
⑫~⑬源頭を過ぎれば一気に岩は乾き、形状もスラブへ。ラバーに履き替える。

上部はスラブ帯へ突入し弱点を突けば藪漕ぎ無に一般道へ突き上げた

弱点を突き高度を上げれば一般道へ突き上げる。藪漕ぎ無。

大源太山直下の登山道へ突き上げたので、とりあえずピークへ約10分喘ぎ遡行
終了。

大源太のピークにて

下山は一般道を辿り高度を下げた。

下山は一般道にて火照った体を釜を風呂の様に使いクールダウンするSyun

コンパクトにしては変化に富み充実した沢を楽しむことが出来ました。

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