尾白川本谷

2024年8月10日~11日

メンバー:ISK、KNZ、MR(会外)

尾白川本谷に行ってきた。

夏のお盆休みの前半戦。春先より南アルプスの沢の計画を立てていたが、台風の影響によりイマイチな天気。

なら、東北へ遠征しようと計画するも、直前に台風が東北地方を横切る進路へ変わりこれも変更。

北アなら影響は少なそうと前日夕方にタクシーの予約も済ませ今度こそは行けると思ったが、21時、台風進路は予定よりかなり南を横切ることとなり、山行の3日目は稜線が荒れる予報になる。

22時を過ぎ、天気予報との睨めっこにも疲れ、嫌な空気が漂い始めたところで1泊2日の尾白川へとようやく決まる。

1時間程度の睡眠時間で集合場所へ車を走らせ、皆忘れ物がないかと心配しながら出発した。

尾白川は渓相美しく、のんびりと遡行。昨年登った黄連右と途中までは同ルートとなる。

黄連谷との二俣を通過したあとも穏やかな水流の中を、今後の山行にかかる山談義をしながら歩き詰めていった。

やがて地形は、右岸は坊主岩からのスラブ上の岩を水が流れ、本流は水量少ない巨岩帯となる。冬には右岸はアイスクライミングを楽しめるエリアになるはずだが、1月を過ぎるとラッセル地獄となることが想像できる。巨岩帯はボルダームーブ、ワンポイントでのロープ使用などを交え、幾度も似たような巨岩を超えていった。

これはデジャブーだねと同じような巨岩超えを繰り返し登っていく。

巨岩帯が終わると幕営適地があり、時間は13時とまだ早かったが今日の行動は終了とした。

翌日は6時ごろ出発。少し行くと40mの滝が見えてきた。

下調べをしていなかったため、滝を登るか迷ったところではあったけど、ランナーが取れなそうであったため、安全に隣のルンゼ状を登ることにした。

ルンゼ状は傾斜的にはロープは必要ではあったが、カムを適度にとることができ難しさは感じない。

登りきったところで滝の水流に目をやると、滝の乗越はツルツルのスラブで、手も足もでないような感じ。迷ったときは登らないのが一番と思う。

稜線へでるとあとは甲斐駒ヶ岳への登山道となる。夏の稜線歩きも楽しめる山行となった。

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