滝谷ドーム中央稜

2024.8.16~18

メンバー:げんちゃん、KNZ、ISK

お盆後半は滝谷に行ってきた。

前半戦は台風5号に振り回され、山行計画を二転三転四転させた。

今回はまたもやの台風7号が関東をかすめる。ただし、長野なら大丈夫か。北アなら大丈夫か。いや南アも2日目は天気よくなるかも。

そんなこんなで前日夜に悩みはしたが、当初から計画を立てていた北岳バットレスピラミッドフェース~4尾根に決定し、今回は3時間ほどの睡眠を見込んで寝に入った。

午前1時半ごろ目が覚めLINEを見ると、げんちゃんから林道が土砂崩れのため通行止めとの一報がはいる。即断で滝谷2パターンの計画書を作り終えると家を出なければいけない時間となる。今回も1時間半ぐらいしか寝れなかった。

滝谷はドーム中央稜。ピッチ数の少ない簡単なルートではあるが、ロケーション良く、何といっても岩が脆くなく楽しく登れる。4尾根、クラック尾根はアプローチ悪く、登攀の壁も崩壊が進み常に緊張の糸は張りつめる状態が続くが、こちらはその心配がない。

初日は上高地より涸沢まで。

台風の影響か、涸沢のテントの数は大分少ない。まっ平なテント場を確保できた。

更に通常は涸沢ヒュッテのテラスは混雑し席とりに時間を要すが、今回はすんなりとゲットできた。

時間も早いため、500缶ビール2つと持参したウイスキーを全部飲んでしまった。

静かな涸沢ヒュッテのテラスでゆったりとした時間を過ごす。

翌朝は3時出発。5時ごろに北穂との分岐へ着く算段だ。予定通り足を進めることができた。

ドームを渡ったところから下降開始。懸垂1回を交え順調に取付きまで行くことができた。

後続パーティの多くは取付きまで随分と迷っていた。

1P目。階段状からチムニー等を交え40mほどロープを延ばす。上部のチムニーが楽しい。

遠くに槍ヶ岳。寒いくらいの気温の中のクライミング

最終ピッチ。最後はジャミングを効かせ思い切って登る。

ドームの影がくっきりと映るなか、クラックにジャミングを効かせ登ってくる。

あっさりとドーム中央稜は終了してしまった。まだ9時過ぎだった。

北壁も登れればと偵察に行ったが、人工を交えたルートであったため、鑑賞したのみ。

北壁取付きで昼寝して涸沢へもどる。

北穂からの帰路の涸沢小屋で生ビールを一気に飲み干し、テントに戻ると雨が降り出した。

翌朝の涸沢。

3日目はせっかく北アへ来たので、北穂の東稜、前穂北尾根~岳沢などの計画書を作っていたが、帰ることになる。

また、来年行けるかな。

広告
最新情報をチェックしよう!