女峰山北面上タケ沢の氷柱群 ホワイトスペシャル

2026年1月21日  メンバー:たぬき KNZ

天候 晴れ

昨シーズンは上流に有るダムより放水がが続いた為、多くの山屋は渡渉不可敗退を余儀なくされた上タケ沢。 個人は運よく放水期間前に登攀出来たが、シーズン始まりにしてエリアへ入れない状況はやはり山屋として寂しかった。
本年もシーズン到来。今季は放水は無く渡渉可。さすれば選択は一択。
昨シーズン渡渉敗退をした山屋の思いを少しだけ背負い、氷を楽しみに上タケ沢へ行ってきました。
駐車スペースで有る蕎麦合峡よりアプローチ開始。強烈寒波襲来と報道されているが早朝の体感はそれ程でなかった。車道歩きを30分程こなし河原へ降り立つ。渡渉は長靴でギリギリの水位。渡渉個所を誤ると浸水してしまう為ビニール袋で補強は必須。
出合の急登をこなせばダラダラとしたアプローチ。健脚であれば出合から氷柱群まで1時間半程で到達。これを長いか短いかと感じる感覚は個々へ任せるとする。
氷柱群へ到着。
看板ルートとホワイトスペシャルへ出迎えられる。印象的には出来立てホヤホヤ感だった。隣の看板ルート神々の業には既に先行が取り付いていた為選択肢は無し。

神々の業には既に女性二人の先行が取り付く

悪そうだがホワイトスペシャルへ。取り付きよりルーファイするに右岸からの離陸が容易に感じたが上部核心部は左岸へとラインを取る為ロープの流れを考えると左岸から離陸し直線的に登攀するラインを選択。
ホワイトスペシャル。60mの直瀑だが大まかに3分割出来るので上中下にて記載。
【下段 15m程】 左岸より離陸 出だしより短いバーチカルの処理から上部の浅い凹状へ。思いの外氷は硬いが氷上に凹凸が有るのでスタンスは拾いやすかった

出だしのバーチカルをこなし浅い凹角へラインを取り離陸

【中段 25m程】 傾斜は緩み右上気味に高度を上げて行く 今後のラインを考えるとプロテクションの設置には注意が必要。途中嫌らしトラバースをこなし上段バーチカル基部まで

傾斜は落ちると言えそれなりに立っている 一か所トラバース区間が非常に悪かった

【上段 20m程】 核心部バーチカルの処理 左岸端へラインを取る バーチカル自体は10m程だがランぺ状の為常にツッケを蹴りステップを刻む。更にアックスも決めにくく非常に難儀しながら抜ける。

上部核心部 バーチカルの処理 氷状が悪く難儀
核心部を奮闘しながら抜ける様 絵になるが当事者は必死だ

バーチカルを抜ければ雪壁の処理。此処も悪い為終了点まで気は抜けない。
終了点は立木にて。
下降は60m連結にて1Pの懸垂にて取り付きへ。

直瀑の懸垂 スケールの大きさが伝わる

その後パートナーもリードし登攀終了。久しぶりに登攀すると新鮮さが有って楽しかった。

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