足尾 松木沢幕岩同志会ルート

2022年3月6日  メンバー Osue たぬき

天候 吹雪

本来予定していた山行は天候不良の為、足尾に転戦。冬壁を楽しみに行ってきました。
銅親水公園にてガチャ合わせをしアプローチ開始しようとした直後、ヘルメットを忘れる失態。幸いパートナーの知人が後発で来る予定だった為、予備のメットを借りる事が出来たが、既にこの時点で予定出発時刻より2時間半の遅延。
パートナーへ申し訳ない気持ちと共に、モチベーションは激下がり。気を取り直しアプローチ開始。出だしより小雪舞い、時折強風が吹き抜ける状況だった。
取り付き到着。いぜん小雪は舞うものの、時折吹き抜けていた強風は収まり予報より天候回復が早まったかと誤認。
壁には着雪は有るものの状況は著しく悪化するとは思わず、準備を整え登攀開始。
( )内は個人的なロープスケル 体感グレードは状況次第で変化す為記載せず
【幕岩 同志会ルート】
1P(15m)
取り付きより階段状の岩場を抜け左に有る立木で切る

1P  階段状 アプローチ

2P(50m)
浅いチムニー状にラインを取る。ラインは明瞭。高度を上げるにつれ傾斜は増してゆく。壁には着雪が有りフッキング主体で高度を上げる。所々残置は有るがNP主体で抜けベタ打ち残置で切る。この時点で天候は急激に悪化してきた。

2P 天候が急激に悪化し始めた

3P(55m)
階段状フェースから上部の岩の切れ目を目指し高度を上げる。岩の切れ目の通過の処理が嫌らしい。凹角上に沿い左上し上部は右のオフィズスか左のフェースへラインが取れるが後者を選択。着雪が酷く慎重に抜けNPにて切る

3P 上部岩の切れ目を目指す 一気に着雪し始める

4P(55m)
滑り台状から高度を上げコーナークラックへ。ラインは明瞭。
ツッケで立ちこみフッキングで保持する処理は非常に神経を使う。更に天候は悪化しフォローでもクリーニングしなければならない程降雪が酷い非常。痺れるピッチだった。NPで切る

4P 吹雪の中痺れる登攀を強いられる

5P(55m)
一気に傾斜は落ちるが着雪が酷く気は抜けない。何処でも登れそうなライン。上部を目指し高度を上げる

傾斜が緩む為、雪壁へと変わる

6P(60m)
雪面を詰めスカイライン目指せば終了

【下降】幕岩トップより左の樹林帯の浅いカール状を下る。高度を下げるにつれルンゼ状へとなり無名沢上部へ至る。傾斜が増してくるため安全を考慮し立木にて懸垂。
60m連結で3回の下降で松木沢へ降り立つ。

ヘッデンにて懸垂し松木沢へ降り立つ

今回の山行は出だしからやらかし、更に体調不良ともありパートナーにおんぶに抱っこ山行になってしまった。

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