雲竜渓谷 雲竜瀑

2023年2月1日  メンバーたぬき夫妻

天候 終日快晴

氷が育つ育成期に季節外れの暖気が入り一旦氷結した雲竜瀑は崩落したとの情報を得ていた為、今シーズンの登攀は無理かと感じていたがSMSの情報から直近の寒波の影響より再生したとの情報を得た。 繋がるだけでは登攀出来るかは不安だったが行かない事には登攀は確実に不可を念頭に雲竜瀑へ氷を楽しみに行ってきました。
平日と有ろうにゲート前の駐車スペースは既に満車状態。ゲートから300m程下った林道脇の駐車スペースへ駐車しアプローチ開始。
平日の早朝にてこの状態は昨今の雲竜渓谷の人気が凄まじい事を認識するも、休日の混雑を考えると恐ろしい。
アプローチは林間コースを辿る。近年は河原コースが主流になりつつあるがアスファルトで整備された林間コースは快適。
同門岩より河原に降り立つが例年に比べ積雪は少なかった。
順調に足を進め雲竜渓谷へ。

友知らずの氷柱群に出迎えられる

友知らず、燕岩の氷柱群と迎えられるが直近で入った暖気の影響は感じられなく立派に育っていた。

燕岩の氷柱群
2本繋がり登攀可な状態だった

遠望出来る雲竜瀑は再生仕立てなのか、立っている様に見受けられ緊張と不安が入り混じる中アプローチし取り付きへ。

アプローチより遠望する雲竜瀑

取り付きより望む本瀑はキッチリ繋がるが氷質が明らかに悪く感じる。時間をかけオブザべした後登攀開始。
【雲竜瀑】
下部は巨大なデルタの処理から離陸。出だしと有って慎重に高度を上げる。

登攀開始
下部は簡単なデルタの処理より離陸

デルタを抜けるとカリフラワーとクラゲが混在する氷質へ。凸凹した氷壁にルーファイしながら所々トラバースを交え抜ける。

中間部はカリフラワーとクラゲの処理へ ルーファイしながら高度を上げる

上部は浅い凹角状へラインを取り直上。シャンデリア状でアックスを決めるには難儀したがその反面スタンスは豊富に拾え高度を上げる。

上部は浅い凹角状へ
シャンデリアだったが思いのほかスタンスは拾えた

浅い凹角を抜ければ傾斜は緩み氷壁は日差しを受け始め水氷と変化しだす。登攀には問題ないが氷瀑を登攀していると氷質の緩みは気がかりでは無い。
60m一杯伸ばしピッチを切る。
フォローを向かい入れる頃にはすっかり日を浴びた雲竜瀑は白濁した。繋げれば上部2Pも有るが氷は薄く、とりあえずトップまで感が強いので下降開始。

高度感が気持ち良い中 フォローを向かい入れる

白濁した水氷にアバラコフをセットし懸垂。登攀と同じ位の緊張の懸垂だった。

白濁した氷にアバラコフでの懸垂は登攀以上の緊張を強いられる

今シーズンは無理かと思っていた雲竜瀑。登攀出来て良かった。また来シーズンも再訪しよう。

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