2023年 6月17日 メンバー:GENGEN,たぬき夫妻
投稿が遅くなってしまった。
遡行グレード: 2級
装備: ウェットスーツ, フェルトソール沢靴, ゴルジュハンマー, ATC, 60mダブルロープ , 各種カム, アルパインヌンチャク, ナッツ, ハーケン6本
西沢渓谷無料駐車場より徒歩15分で出会いに到着。
連日の雨で増水気味だが、濁りがないので入渓することになった。
入渓してすぐの堰堤を越えてからは、ひたすら長い長い沢歩き。水量は少し多いかな?という感じ。
その後は1級上くらいの沢相が続く。
小滝もあるが、すべて巻くことが可能。
いくつか立ち向かってみたが、すさまじい水量に跳ね返されてしまった。
7m滝。ここは左側をフリーで登った。ホールド、スタンスともに細かい。
この滝を登れば前半の山場は概ね終了。後は、長い長い沢歩きと連続する堰堤越えが待っている。
最後の堰堤を越えたところで青空が出た。
気温が一気に上昇して全身から湯気が立つが、沢水は氷のように冷たい。
すぐに連瀑帯に入っていく。水流中を直登し、詰めの10m滝は左から巻いた。
この辺でコケて両足が攣ってしまい、以降、非常に情けない感じになる。
最初の100m大滝は右の泥壁からフリーで。6割ほど登って水流を渡り、左側を登る。
あまり難しくはない、が、無理すると足が攣ってしまうのでかなり恐ろしかった。
ここを越えると、すぐに80m大滝が出てくる。グレード,スケルは体感とする。
1P 80m大滝 GENGENリード 40m Ⅲ+
直前まで降っていた雨でかなり濡れている。
右側を15mほど直上、左にトラバースしてトイ状の水流を登り、左上のブッシュで切った。
残置ハーケンのあるルートは水流があり、登れなかった。後々、登らなくて良かったことが判明する。
薬を飲み、少し休んでから、はりきってリードするが、すぐに足が攣ってしまって情けない。苦しい登攀になった。
2P 80m大滝 たぬき先輩リード 40m Ⅳ+
トップを交代してたぬき先輩リード。大滝の左側を落ち口付近まで詰めていく。落口手前15mの木で支点構築。
細かく、脆く、殆どプロテクションの取れない泥壁交じりのスラブで、おまけに水流もあり非常に悪い。
本来は本流中に出ていくのがルートと思われるが、水量が多く無理だった。
3P 50m大滝 たぬき先輩リード 35m グレード不明
水量があり、本来のルートは登れず。滝の右側を登攀。
プロテクションの取れない泥壁が続く。岩も非常に脆い。滝がトイ状になるあたりの立木でピッチを切った。
3P 50m大滝 GENGENリード 20m グレード不明
薬が効いてきたのか、やっと復活したので最終ピッチだけ交代。やわらかい泥のトラバース。前のピッチに比べて立木が増えてきてはいるが、多くはプロテクションとしては当てにならず緊張を強いられる。
本来のルートはトイ状の水流中を行くと思われる。
50m大滝を抜けると一気に源頭感が出てくる。ヤマレコのGPSを確認しながら適当なところで左へ脱渓。
登山道まで約40分。疲れた身体に最後の上りが応えたが、藪漕ぎもなく快適だった。
お疲れ様でした。