利根川水系湯檜曽川 白樺沢袈裟丸

2023年7月29日 メンバー」たぬき夫妻 げんちゃん 貿易屋 マムシ姉さん ペソ

天候 終日快晴

連日40度近くまで上がる気温に盛夏と言う爽やかな言葉はかけ離れ、酷暑の続く日々が続く。そうなれば山行は沢一択。
久しぶりに週末の休みが確保出来た為、6名の大所帯パーティー編成にて、涼を求めつつ沢を楽しみに白樺沢ケサ沢へ行ってきました。
事前の情報では上越の沢は明るく開け快適との情報を得ていた為期待を抱きながら山行に望みます。
早朝。とは言いつつもこの時期にしては朝と言う表現が正しい中、白毛門駐車スペースよりアプローチ開始。
単調な林道を辿り足を進める。大所帯では単調な林道歩きも常に会話が弾み長いアプローチに対する憂鬱も感じず、JR見張り小屋を横目に入渓点である武能沢出合へ到着。
出合にて沢装備に切り替え、涸れた武能沢を10分程下り湯檜曽川へ下り魚止メ滝手前より遡行開始。
【白樺沢ケサ丸沢】(東京起点沢登ルート120 参照)
湯檜曽川へ降り立ちゴーロ混じりを少し詰めると、魚止メ滝より本格的な遡行開始。

魚止メ滝
いきなりゴリュジュの処理らのスタート

出だしは右岸をヘツリ気味に進み中間部より巻く。出だしと有り意外と悪く感じた。
魚止メ滝を通過するれば一旦渓相は穏やかになり一気に明るく開ける。爽快の一言。

渓相は一気に開け美しい沢床が広がる

爽快な沢を詰めると湯檜曽本谷との二俣。出合は白樺沢の方が水量が少ないので見過ごしに注意が必要に感じた。(湯檜曽:白樺 3:1)
直ぐにゴリュジュになる
①トポには左右巻けると記載されるが短いゴリュジュを泳ぎ水線を突破。

泳いで取り付きへ

②再び沢は開け易しい滝が連瀑する。各々好きなラインを取り高度を上げればケサ丸沢との分岐の二俣へ。左から迫力ある白樺沢が落ちるがラインは右の小さい滝へ。少し遡行すればケサ丸沢核心である大滝へ

各々お好みのラインで連瀑帯を処理して行く

③ラインは左右どちらでも取れそうな為、水線を軸に左右二手に分かれ登攀。
どちらも残置は確認出来た。それぞれ1.2手悪い個所が有ったが、高度感が有り高揚出来る登攀だった。

核心の大滝
左右に分かれ登攀

④大ナメは左岸のスラブを登る。快適で印象が薄い為割愛。むしろその後現れる逆くの字滝の処理が嫌らしく感じた。二手に分かれ巻きと水線へ。水線は滑りと水圧に慎重に高度を上げ抜ける。この時点よりヌメリが目立ち始めた為フェルトに変更。
⑤トイ状の滝。水線右側を登る。ホールドスタンスは豊富だが滑りが酷く非常に緊張。俗に言う悪い。上部抜け口が滑り非常に悪かった
⑥再び二俣を左に取ればナメの連瀑。ナメと言っても傾斜はそれなりに沢床は非常に滑る。

上部はナメの連瀑
非常に滑りやすい

⑦ナメ滝最終の出口滝とトポには記載されるが、遡行する者にとっては最終
の判断は難しい。
⑧8m滝。水線を絡め左を登り抜ける。水線右に巻き道が有りお好みで。
⑨記憶が曖昧な為、記載は割愛
⑩旧道出合は分かりにくかった。遡行する沢に対しV字状に切り返す為、遡行してくると見過しやすいと感じた。GPSが有れば要確認

下山はブッシュに覆われた旧道を辿り慎重に下山。
明るく開け渓相も良く非常に気持ちの良い沢でした。

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