大武川一ノ沢大滝

1月27日~28日

メンバー:ISK KNZ

大武川一ノ沢大滝に行ってきました。今年に入ってから何度か山行案としてあがっていましたが氷結状態に不安があり、今回も逡巡した末ではありますが行ってきました。

大武川の林道ゲートは6時のヘッデンスタート。一ノ沢左岸尾根取り付きは6時半過ぎ。北西寄りのルンゼ上の地形から尾根に上がり急傾斜を早々にチェーンアイゼンを付け寒いながらも汗かきながら登りました。

1393地点からの下降はISKさんが沢屋の勘を働かせ懸垂交え無事一ノ沢に降り立つことができ、暫く遡行すると40mぐらいはありそうな下の大滝が現れました。この大滝十分に登れそうな状態ではありましたが、今日中に一ノ沢大滝を登りたかったため左岸より巻くこととし、テント設営は10時過ぎに完了することができました。

上の大滝の登攀開始は11時半頃、予定通りに取り付くことができ、1p目はISKさんのリードでスタートしました。最初の傾斜80度ほど15mのセクションはかなりの流水がありましたが、上手くそこを抜けていくと60mロープほぼ一杯伸ばしてコールがありました。後で話を聞くとフィフィの隙間にアイゼンの歯がスッポリはまりエライ目に合っていたとのこと。順調に登っていると思い込んでいましたが分からないものです。

2p目はKNZのリードでスタート。頭上にあるツララ状のラインは落氷必須なので右上気味に進みます。傾斜的にはⅤ−ぐらいと思い気楽にスタートしましたが、実際は打つ氷、蹴る氷全て弾かれ、アイゼンが効いてる感覚がない前爪を乗せてるだけの状態でした。更に普通は足を置くステップらしいものがあって、あそこまで頑張ろうっていうショートの目標みたいのを積み重ねて登りますが、それらが無く休まるところのない結構な緊張した登攀となりました。ロープは55mほど伸ばしピッチを切ります。

3p目はおまけのような感じで落ち口まで50m伸ばして終了。奥には中滝が見え隠れしてましたが、次の機会ということで早々にアバラコフ3回で取り付きまで降りました。

その後のテントまではクライムダウンと懸垂交えて、全然楽ではない下降によりギリギリヘッデンなしで戻りました。

翌朝は目覚ましなっても寝袋から出ないという何年振りかの幸せな時間を過ごし、前日には下の大滝登ろうなんていう話もしてましたが、2人ともそこまでの熱量はなく、のんびり下山して、風とりでご飯食べて帰宅しました。

行きたかった一ノ沢大滝にようやく行けて良かったです。

 

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