一ノ倉沢南稜と中央稜

メンバー:ISK、KNZ

一ノ倉沢に行ってきました。

前2日間の歩荷訓練(不帰1峰敗退)の疲れと、敗退ショックによるイマイチ低調なメンタルでしたが、何もしない休日を過ごすわけもなく谷川岳へと向かいました。

出合いに着くと先行者はおらず、ゆっくりめで家でたにもかかわらず、ポールポジションを獲得できました。結局、この日一ノ倉沢に入ったのは我々だけで、終日貸し切り状態で過ごすことができました。

出合からは雪渓を伝ってテールリッジ、中央稜基部、南稜テラスへと進みました。テラス直下には雪田がまだ残っていました。激しい水流の滝沢を見ながら、あっちはいつ登れるのやらと考えたり、5ルンゼから頻発している落石に下降は大丈夫だろうかと心配したり、あちこちの登攀ルートを眺めながらあーだこーだと話しながらゆっくりと登攀準備を行いました。スタートは7時半ごろ。

乾いた岩により、順調に登攀を進め、9時半に終了点。懸垂下降から中央稜取り付きに向かいました。烏帽子奥壁でも、落石が続いており、どうか当たりませんようにと願いながら足早に移動し、中央稜スタートは11時、核心ピッチ終了が13時でした。最近になって半年ぶり位に岩を触り始めたので、核心部は大汗と冷や汗を流しながら必死に登った具合でした。

懸垂からテールリッジ下降し、インフォメーションセンターに着いたのは15時前ごろ。気持ちよく シーズン最初の一ノ倉沢を楽しめました。

雪渓は緩くスプーンカットされていない

誰もいません

南稜馬の背から最終ピッチへ

中央稜核心部終了

中央稜懸垂下降

いつ見てもきれいな風景

 

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