6月21日
メンバー:GENGEN、ISK、KNZ
V字左へ行ってきました。
谷川岳指導センターを3時半に出発。一ノ倉沢出合までは定番となった自転車アプローチ。
幽ノ沢出合で準備を整え出発しました。前日の降雨が気にはなりましたが、今回も比較的乾いた状況の中大滝まで行くことができました。
雪渓から大滝への乗り移りは、前2週は右岸より乗り移りへつって登ることができましたが、今回は左岸のポイントから直上し高巻き気味に登り上げました。
二俣エリアは雪渓が残っていましたがその後は雪は消え、快適にカールボーデンへ入ることができます。
カールボーデンに入る。
岩は核心部上部以外は乾いていたため、不安なく登ることができました。3p目はⅢ級程度、4p目はⅢ+程度、5p目はトラバースのⅢ級といったところでしょうか。
トポにはⅣ級の表示があったため不思議に思えました。
2P目終了点より、登ってくるフォローを見下ろす。
6p目は核心部となり急に立った岩壁となります。
下部は乾いており、またランナーも比較的とることができたので、丁寧に登れば問題ありませんでした。
上部は水が滴っている状態ではありましたが、ラインどりについてよく観察した結果、濡れたラインは避けて右寄りに登ることで解決することができました。
ただし、ランナウトするので慎重に確実に登る必要はあります。途中で3番のカムが決まるとホットする感じです。
ガイド本では人工との記載があったので全員あぶみを1組持っていきましたが、使うポイントはなくちょっと拍子抜けの感じはありました。
核心部取付きより。
7p目はロープを結んだままスタートしましたが、30m程度登ったところで必要ないとの判断でロープは解除し、ザックにしまって登りました。
けっこう急な笹薮などをこなしながら、右寄りへ進んでいくとV字右の詰めルートと合流し堅炭尾根へと導かれます。
最後の詰め。
堅炭尾根の下降はさすがにはっきりとお覚えており、迷いなく降りることができました。
3週連続の幽ノ沢であったため、1週ごとの雪渓の様子を見ることができ、この時期の融雪の速度をよく観察することができました。
また、例年なら梅雨入りし谷川に入ることはなかなか難しい季節ですが、続けて稜線まで抜けるルートをこなすことができてとても良かったです。