オジカ沢

2024.9.23

メンバー:KNZ、MR(会外)、SMB(会外)

2週続けての3連休。1年も前からこの2つの連休山行をそれぞれ決め楽しみにしていたが、先週の計画は雨により流れる。

今週はというと、山行予定エリアは豪雨に近い予報と悩むまでもなく中止となり、辛うじて連休3日目に山行ができそうな状態となる。

しかしながら、この3日目も山専門の予報サイトでは雨予報となるが、水上の町は晴れマークがあったため、山の上の方だけが悪いのだろうとポジティブな解釈を実践し行ってみることにした。

5時10分に谷川温泉出発し二俣には1時間ちょっとで到着、更にヒツゴーとの出合はオジカ沢へ。

前日の水上の降水量は昼までの3時間ぐらいで20mm以上あったようだが、大増水というほどではない。

空は青く涼しく、谷川らしい渓相の中での遡行に、今日も予報はハズレでしょうなどと考えながら足を進めた。

 

上信越の沢は渓相が美しい。

もう少し行くと大滝だが、その前にここを突破しなければならないが、水線通しは難しく右岸より巻くことにする。

谷川っぽいいやらしい巻きに少しばかり気持ちが引き締まる。

やがて大滝が出現。

水量はというと、、、

写真で見ていたのと違う。大滝の下段は水流の右側をノーロープで登ることも可能であったはず。

登攀ルートには全面水が激しく流れている。巻ける?いやあっちは生死を掛けた巻きになってしまう。

では登ろう。誰が登るか。毒見的に水流に突っ込むことに消極的な空気も漂ったが、SMBが空荷で登ることになった。

 

あとで過去ブログなどを見ると水流の幅は3倍ぐらいあるよう見える。

ただ登ってみると、決して難しいものではなかった。

大滝上段のチムニー滝。ここは右側をフリーで行くことができた。

オジカ沢も4級グレードがついてはいるが、それほどでもないかな、という感想を持ち始めたころ、きっちり4級グレートの帳尻合わせの局面に遭遇した。

次々出てくる滝群の巻きがそれは嫌らしく、両手はニラっ葉、両足は踏むと崩れていく砂利入り泥壁風の土に、常時、四肢を均等荷重しながらのトラバース、終わってみれば楽しい記憶だが、やっているときはドキドキものだった。

その後の100m滝は右岸のスラブをそれなりに快適に登れた(一部悪いところはあった)

トポ上では短い区間のはずが、実際は同じような滝を幾つも超え、とても長く感じる。

11時ぐらいになると、何と雨が降り始める。山の天気予報サイトの予報がしばらくぶりに当たった。

 

大した藪漕ぎもなく、オジカ沢の頭へ到着。12時15分ぐらい。

雨、風が強かったので大急ぎで肩の小屋経由で天神平まで降りる。

天神平からは奥の院古道で谷川温泉へ下山した。

ads
最新情報をチェックしよう!