2024年12月6日 メンバー たぬき夫妻
天候 晴れ後曇り
本来ならば中部山岳地帯へ遠征する予定だったが、天気図を見ると強い冬型な為予定を変更し、通い慣れた足尾へドライを楽しみに行ってきました。
すっかり陽が昇り早朝の冷え込みが消えた頃より銅親水公園よりアプローチ開始。
冬の訪れと共に銅親水公園の駐車場は到着時、貸し切り状態。錦秋の時期の大盛況が嘘のようだ。
アプローチ道は平坦で歩き易い。足早に進みジャンダルムみ見送られ幕岩へ。
幕岩は下部にザレを有するジャンとは違い、松木沢から直でそそり立ち、横幅のスケールと共に圧巻の存在。 過去に何度も登攀しているが、やはり緊張を持って取り付きへ向かう。快適なアプローチとは一転、アプローチ終盤にて松木沢を裸足での渡渉が難儀だった。
渡渉後は薄い踏み跡をほんの僅か辿ればFIXに導かれ同志会ルート取り付きへ。
準備を整え登攀開始 ( )内は個人的な体感グレード(ドライ)、スケル
1P(Ⅲ 20m)
階段状の浅いルンゼを詰め立った岩壁基部まで。ハンガー2本で切る
2P(Ⅴ 50m)
浅いチムニー状にラインを取る。ルートは明瞭。浮石が多く神経を使う。出だしと上部が悪く感じた。フッキングはあまり使えないので手登りの為、着雪が有ると非常に悪くなると感じる。 ハンガー2本で切る
3P(Ⅳ⁺ 50m)
階段状フェースから上部岩の切れ目を目指し高度を上げる。岩の切れ目を抜ける処理が嫌らしい、此処の処理にⅣ⁺を付けたが他はⅣ位に感じる。
上部は左上する為ロープの流れには注意が必要。
上部は右のオフィズスか左のフェースの選択。後者を選ぶ。2択の何方かを抜ければ終了点。
4P(Ⅴ 45m)
簡単なガレ状のルンゼを詰め上部垂壁へ。上部垂壁は漏斗状のクラックへラインを取り高度を上げる。クラックにプロテクションは良く決まるが細かいスタンスにツッケで立ちこみアックスのフッキングで高度を上げるには緊張を強いられるピッチだった。 ハンガー2本で切る(事実上登攀終了点)
5P(Ⅲ 40m)
何処でも登れそうな斜面。弱点の右よりのガレより高度を上げ上部立ち木で切る。
幕岩のトップに抜けるにはガレ混じりの岩場を詰めスカイライン(60m位)目指せば終了だが、1P~4Pの終了点が整備されていた為、同ルート懸垂下降し取り付きへ降り立つ。