横岳西壁 大同心正面壁雲稜ルート

2025年7月18日 メンバー たぬき夫妻

天候 快晴

関東甲信もようやく梅雨明け宣言がされる。 梅雨明け宣言と言っても半ば梅雨明け同然の気象が続いた為何かパッとしないが、やはり気分は良い。
しかし個人的には2日間の日程を確保し目的が有った山行は初日が悪天の為、急遽予定を変更し日帰り可能な八ヶ岳へ夏山を楽しみに行ってきました。
前夜、美濃戸までアクセスし仮眠を取る。平野部では連日30度越の気温から不快な仮眠と思いきや寒さに凍える始末。身を丸くし寒さに耐える様はこの時期としては贅沢なのかと言い聞かせ休息。
日の出と共にアプローチ開始。日が上がれば急激に気温が上昇すると思っていたが的外れだった。予備に持参した長袖に助けられ足を進める。
鉱泉付近にて大同心を望む。黒く威圧する岩壁には緑が所々生い茂り愛着を感じられる雰囲気だった。冬季なら氷の鎧を纏い山屋を寄せ付け来雰囲気をかもし出す。
季節により変化する山を実感する瞬間だ。季節の変動から映る光景は唯一無二の美しさを感じる。
大同心稜へ進路を取り急登に喘ぎ取り付きへ。準備を整え登攀開始。
登攀内容は過去の個人の記録を参照する為割愛

雲稜へ向け離陸
剥がれそうな岩質に緊張を強いられながら高度を上げて行く
4P 高度感あるトラバース 映える一枚
最終ピッチは巨大カンテの処理 高度感が気持ち良く快適なピッチ

記録は2022,07,20,の記録です
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4502393.html

大同心の頭にてガチャを整理。今までは同ルートを下降していたが今回の山行は夏山を楽しむのがコンセプトな為、一般道である稜線へ抜け硫黄岳経由にて縦走して下山。

下山は同ルート下降でなく夏山を満喫する為稜線へ 大同心の頭から明瞭な踏み跡に導かれ稜線へ

【大同心の頭~一般道の稜線】
大同心の頭からは明瞭な踏み跡が続き迷う事は少ないと感じた。距離的には遠く感じるが足を進めればあっけない距離。仮に積雪時で有ったとしても傾斜は緩いので確保の心配は少ないと感じた。

稜線へ抜ければクライミングの緊張、奮闘から解放され稜線の縦走を楽しむ。

緊張を強いられた登攀から解放されれば花を愛でり心が和む

過去には何度も足を運んだ南八の縦走路は思い出深い感覚を蘇らせ楽しかった。山にのめり込む原点は此処に有ったからだろう。
硫黄岳から望む南八の高峰は美しい。

登攀から縦走 充実した山行だ 山は求めれば無限な存在に変化するんだな~

アルプスと比較すれば若干閉口するだろうが日帰り可能な、この山域はコスパが良い。
久しぶりに見た青一色の空の山行は気持ち良かった。

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