北岳バットレス ピラミッドフェース~4尾根

7月19日~21日

メンバー:KNZ、ISK

海の日の3連休。北岳へ行ってきました。

初日は白根御池でテントを張って偵察のみのため、ゆっくり出発。昨年は第8駐車場でしたが、今年は第6でした。

ピラミッドフェイス取付きの雪渓が心配だったため、チェーンスパとピッケルを持っていきましたが南アは多雪ではないようで杞憂に終わりました。

ピラミッドフェースの遠望。事前情報により明日のピラミッドフェースには他に2パーティはいることが分かった。

テントに戻り北岳を見ながら飲んでくつろぐ。

2日目は午前1時半にテント出発。。

真っ暗の中1P目スタート。暗いとホールドがよく見えない部分もあるため結構むずかしい。

鳳凰三山より日の出。

その後ルーファイミスを犯したりする。横断バンド前の草付きの右上ではメンタルを大量に消費した。

横断バンドを通過し、下部核心へ取付く。岩が外形しており緊張の連続となる。そういえばスラブ系は苦手だった。

上部核心。これもスラブ。スラブ後は垂直のフィンガークラック。暑さにやられ、メンタルもかなりヤラれている。すでに8P目ぐらいか。ISKは熱中症ぎみとなる。

ここまでの間、同ルートに取付いていたパーティは敗退下降などして、ピラミッドフェースは我々だけとなる。

フィンガークラックを登ってくる。ISKはフィンガークラックなんて経験したことないはずではあったがうまくこなしていた。

 

多分10Pぐらいこなしたか。4尾根に出たときはとても安堵したが、暑さは相変わらず続いていた。

4尾根では渋滞にはまったが、何時になっても良いという感覚があったのでそれほど気にならなかった。

城塞ハングへのトラバース地点。ここでもかなりの停滞となる。雲が出てきたのが救い。ガスってほしい。

ようやくトラバース

最後は城塞ハングをこなし山頂へ。

帰路の縦走路。

最終日は下山のみ。7時半にはタクシーに乗ることができました。

3000mの標高でも直射日光による暑さは相当に辛いものでした。

17ピッチのクライミングと長時間に及ぶ行動をこなしたことによる充実感は他に替え難いものとなりました。

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