八ヶ岳 広河原沢左俣

2025年12月23日  メンバー:たぬき夫妻

天候 終日快晴

冬至を迎へ氷雪により開かれるルートを期待するも、長期天気予報を見れば年内は高温情報の予報を目にする。昨今は気候変動の為か例年と言う定説が揺らぐ。気候変動により行動順化が狂うのは山屋以外にも多いだろう。
順化が狂うのは人間の心理としては不安、不快、不満と三拍子そろってしまう。三項目揃えば、萎えるの一言。
しかし今シーズンは個人のアンテナには八ヶ岳 広河原沢の情報が良く目に付く。
師走序盤よりSNS上に上がり目にしていた為ハズレを引かない山行を求め、広河原沢へアルパインアイスを楽しみに行ってきました。
日の出と共に船山十字路駐車場よりアプローチ開始。
暖気が入っているせいか肌を刺すような寒気は無く足を進めるごとに身体を火照らせながら幕では快適そうな二俣を見送り左俣取り付きへ。
【広河原沢 左俣】
取り付きより準備を整え遡行開始。最初の滝は凍結しているものの釜は凍結しておらず右岸より高巻きフィックスにより沢床へ降り立った所で実質遡行開始。

左俣出合最初の滝は大きな釜を持つため高巻く
高巻後フィックスを使い沢床へ降り立ち実質上の遡行開始

出だしより綺麗なナメに出迎えられ快適に遡行。

氷質も良く快適にナメを処理

続く小ぶりな立った滝も小さな釜が有る為巻く。全体を通し巻いたのは出だしの2つの滝のみだった。快適なナメを詰め飽きかかった所で、凍結していない短いゴリュジュが現れる。いいアクセントだ。ゴリュジュを抜けると10m三連瀑の処理へ。落差が短く傾斜はそれ程立っていない為フリーで抜ける。3つとも個人的な体感ではⅣ⁻程に感じた。

3連瀑する10m滝はフリーで抜ける 氷質良く快適だった

続くCS滝の処理。全く凍結しておらずドライの処理。難度はあまりないが窮屈なムーブでの処理だった。

CSの処理 取り合えずCSが大きい 窮屈なムーブで抜ける

CSを抜け下部大滝へ。
落差がそれなりに有る為ロープを出しスタカット。気温の割に氷質は硬く八ヶ岳特有の乾いた氷に感じた。アックスが良く決まり快適。体感的にはⅣ⁺に感じた。

下部大滝の処理 氷質良く快適だが落差が有る為スタカットで

大滝を抜ければ沢は一気に明るく開ける。日差しを浴びた氷が白濁し心地良い。

明るく開けた沢の遡行は心地良い

ナメを処理し上部大滝へ。
かろうじて繋がった感の有る上部大滝。短いがバーチカル、更にラインが細い為処理に難儀を強いられる事は必須だった為、空身でアタック。思いの外アックスは良く決まりスタンスも拾えた。体感的にⅤ程に感じた。

上部大滝 短いがバーチカル登攀ラインが限られるので気合を入れ空身で処理

上部大滝処理後は中央稜へ抜け下山を計画していたが御小屋尾根へ明瞭なトレースが有った為、拝借し高度を上げれば一般道である御小屋尾根へ突き上げ登攀終了。
上部には阿弥陀岳のピークが聳えるが、PHで無い為片付けをし下山。
久しぶりの御小屋尾根はダラダラと長く感じた。

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