2026年1月29日 メンバー:たぬき夫妻
天候 晴れ後雪
例年恒例と成りつつある雲竜瀑。今シーズン序盤の情報には雲竜瀑の成長はあまり思わしくないと上がっていたが、直近の寒波の影響から例年通りの状態に回復した模様だった。そうなれば今シーズンも氷を楽しみに雲竜渓谷 雲竜瀑へ行ってきました。
昨今の雲竜渓谷の氷瀑トレッキングの人気は著しく休日は非常に混雑する。しかし平日はそれなりにハイカーは訪れるが疎らで静かな氷瀑を楽しむ事が出来るだろう。登攀となれば落氷を落とす心配も有るのでなおさらだ。
日の出直前に駐車スペースへ到着。平日と有って一番乗りだった。準備を整えアプローチ開始。アプローチには林道コースと河原コースが有る。昨今は河原コースからのアプローチが主流のようだが、以前より林道コースからアプローチしている身にとってはルーティーンを守るべく林道より。つづら折りに付けられた林道はダラダラと長いが体力的には楽だ。
ダラダラと足を進め雲竜渓谷へ。連日多くのハイカーが訪れている為トレースは明瞭。今シーズンは渡渉の数が例年より多く感じた。
友知らずの氷瀑に出迎えられる。

若干スケールが小さく感じ本瀑への不安を抱きながら足を進め燕岩の氷柱群へ。例年3本ほど繋がる氷柱は1本のみだった。

更に不安が募る。燕岩の氷柱群より望む本瀑は不安が募っている為か痩せて立っている様に感じた。

高巻をこなし本瀑へ。早速ルーファイ。登攀は可能だが明らかに下段から中間部の氷質が悪いのは明瞭だった。

下段から中段までの処理が悪いのは棟目から見ても明瞭だった
緊張を強いられる登攀は確定。もしくは途中敗退も視野に入れ準備を整え登攀開始。
【雲竜瀑】
デルタ左脇より離陸。離陸直後より氷質がガサで非常に悪い。直ぐに左上のカリフラワーへ乗り移るが此処の処理も非常に悪く個人的にはルート上の核心に感じた。

カリフラワー帯は氷厚が薄くランぺ状。スクリューを打つ個所もあまり無いので、やも無くカリフラワーに打つが強い衝撃加重には耐えられない状態だった。緊張を強いられながら高度を上げ上部へ。上部は3m程右にトラバースし浅い凹角へラインを取る。

氷質は一気に変わり安定。快適に抜け60mいっぱい伸ばしスクリュウーにて切る。

上部には60mⅣ程のピッチが有るが氷質が一気に薄くなる過去の経験から割愛し下降
仮に登攀するのであれば土座衛門には注意が必要になる。プロテクションの設置は難しく途中敗退は難しいので技術と言うより氷質を見極める力量が必要となるだろう。
【下降】
今回は残置アバラコフを主にバックアップにて1つ作成し60mダブル連結にて取り付きまで
下山は河原コースへ足を進める。直線的に下る為林道コースより早く感じた。どちらがアプローチに適しているかは個人の感覚次第だろう。さて置き、今シーズンも過去一氷質が悪かったが雲竜瀑を登攀出来て良かった。