2026年9月22日~23日 山域:只見・会津朝日岳(遡行グレード三級上)
メンバー げん、woo
せっかくのシルバーウィークだったが、前半は台風接近の影響でどこも行かず、台風が通り過ぎたのを狙って、影響の少ないであろう山域で沢登りをしようということに。
アプローチは、南会津町にある道の駅きらら289に集合し、会津朝日岳の赤倉沢登山口に車をデポ。
2台それぞれに自転車を積んでおり、ここから前沢林道まで自転車を走らせアプローチ。
22日:前沢林道歩き出し6:40 ~ CO800付近コル(楢戸沢への下降点)8:15 ~ 楢戸沢入渓9:30 ~ CO640m二俣12:10 ~ CO830m二俣14:10 ~ テン場14:15
いわなの里という施設奥に登山口がある。10台以上は停められそうな所。この手前にも駐車できそうな場所はあるが、下山のことを考えると奥まで入ったほうが良いだろう。
駐車場まで上がるのに、少々道が荒れているので、自転車で下るのに気をつけて進んだ。
前沢林道に少し入ったところに自転車をデポし、歩き出す。
林道はけっこう奥まで道がしっかりしており、歩きやすい。
ヤブが多く出てきたところで、林道から離脱して沢に入った。
前沢をつめていく。
楢戸沢へ注ぐ支沢を下るが、CO800付近まで登り、尾根を1つ越えなければならない。
水量少なく、倒木が多くて歩きにくくなったところで、沢形から離脱して土の斜面を登った。
コルから支沢を下る。
大きな滝も出てこず、懸垂無しで下れる。
楢戸沢に出合う直前に堰堤が3つあった。
楢戸沢へ。
向かって堰堤右から、灌木と草を掴んで降りることができた。
楢戸沢へ降り立つ。
流れの幅が広く、沢というよりは川といったところか。
序盤、平坦な河原歩きが続き、歩きやすい。
台風一過、ひさしぶりの晴天に恵まれた。写真も映える。
途中、川幅が狭まって廊下状に。
容易に歩ける。
ところどころ、美しいナメ床も出てくる。
沢は少々蛇行しながら、河原になったり狭くなったりを繰り返す。
CO640m二俣。
左のほうが本流。
二俣から進み、ゴルジュ状。
奥に滝があり、ここは左岸側斜面から高巻いた。
高巻いたところから、沢に復帰するのに灌木伝いで降りる。
ちょうど、滝の上部にぴったり降りることができた。
ところどころ、ちょっとした滝が掛かっていて、良いロケーションだ。
2条の滝
登りは容易だった。
深い釜をたたえた2段の滝。
左岸側の壁にフリーで取り付いたが、最後の1手が出ず選手交代。
woo氏がロープを着けて突破してくれた。
外傾しドロが乗っているうえ、ヌメるので怖かった。
ロープなしで落ちても、下は深い釜なのでケガはしないはずだが、、、、
滝を越え、ほどなくしてCO830m二俣に。
右岸側を少し登ったところがテン場だった。
比較的平らで水線からも少し上なので、安全で快適だった。
焚火も盛大に燃える。
前日は雨だったけれど、しっかり火がついて暖をとることができた。
20:00頃には就寝。
23日:CO830m二俣5:15 ~ 滝区間7:00 ~ CO1,315m二俣12:30 ~ 北壁スラブ13:20 ~稜線14:45~会津朝日岳15:00 ~ 赤倉沢登山口18:00
2日目は空が明るくなりだした時点で行動開始。
テン場から灌木伝いに斜めに下降し、沢に降り立った。
最初に出てくる連瀑帯は左岸側から巻いた。
のっぺりしていて登れない滝。
さきほどの滝から戻り、右岸側のルンゼから高巻いた。
なかなかに巻きが悪かった。
滝を越えた位置から、灌木を使ってRP20 mほどで沢に復帰した。
チョックストーンがある滝。
チョックストーン下がトンネル状になっていた。
ザックを背負っては通過できないので、空身で登った後に荷揚げした。
この辺りから高巻けない滝場が連続する。
滝が出てくる。
この日は晴れたり曇ったりを繰り返す天気だった。
ガバだが、ヌメるので念のためロープを出した。
ミゾにカムが入る。
ほぼプロテクションの取れない滝。落口付近に1箇所小さめのカムが入った。
幸いヌメリが少なかったので、なんとか行けた。
空身でリードし、荷揚げ。
まだまだ滝は出てくる。
woo氏がリード。
ここも少し上がるまでプロテクションは取れなかった。
カムを1箇所入れて突破。
突破してピースしてる。
小難しい滝、もうお腹いっぱいです。
この沢の記録を見ていたが、どれよりも水量が多い気が、、、、
この滝は左岸側を登るのを試みるも、シャワーが凄くて、右岸側チョックストーンの方からカムエイドして登った。
ゴルジュは続くよ、どこまでも。
もうお腹いっぱい。引き攣った笑顔。
エイドした滝からは考えさせられるような小難しい滝は出てこず、すんなり二俣へ。
少し休憩した後、右俣に歩を進める。
右俣を進むとチムニー滝。
背中を使うので、リードは空身で登り、荷揚げした。
奥壁スラブ直下の涸滝。
ボロボロな所あり、ちょっと悪かった。
1手悪く、念のため後続はお助け紐で。
草付きをホールドにして、ムーブを繰り出すのは怖いね。
滝を登り切り、ちょっと安心。
ここからは快適なスラブ登りに。
山頂へのすっきりした登路。
そこまでの傾斜は無くてグイグイ高度を稼げるが、見た目以上にふくらはぎがイジメられる。
奥壁スラブの最後のほうは傾斜が出てきたので、1ピッチだけロープを出した。
スラブ自体はリスやクラックなど無く、40mほどロープを伸ばし、支点が取れたのが灌木で2個だけだった。
ロープを仕舞い、あとはヤブの稜線を歩けば山頂。
ヤブヤブだが、登路は明瞭。
スラブ登攀終了から10分ほどで山頂へ。
山頂到着。
お疲れ様でした!!
下山に取りかかる。
ここから4~5キロほど歩くだろうか。
疲れで荷物は重く感じるが、気合を入れて歩き出す。
18:00登山口に戻り、下山完了。
初日の穏やかな沢の感じから、2日目はうってかわって、悪めな滝場が連続する登りごたえのある沢でした。
穏やかな流れ→滝ボルダリング→開放感のあるスラブ と変化に富んでおり、只見の銘渓の一つかと思います。
2日目の序盤は高巻きができるものの、進んでいくと右岸はハングした側壁、左岸は外傾した草付帯となり、逃げ場がなく、おのずと滝と真っ向勝負となりました。
大きい滝は出てこないものの、4m前後の小難しい滝が連続し、体力を削ってくる。
台風の影響は少ないエリアであったが、雨後で水量は多かったようでした。
自分がいくつか見ていた記録よりも、滝から出ている水が多くて、たくさん水を浴びました。
このところ、フリーとルート整備ばかりやっていて、山の体力が減っていたんだなと実感しました。大変疲れました。
やはり百名谷にノミネートされている沢。
良い沢でした。ありがとうございました!