今週は強めの雨が続いたせいで、湯檜曽川本谷に行くはずだったが、増水を懸念してマチホド沢に転進。
集水域が狭いようで、前日の谷川は一時10ミリくらいのまとまった雨だったようだが、ココはちょっとしか増水していなかった。
6月3日土曜日 参加者 TK 貿易屋さん まむし姉さん MZさん(会外) 自分の合計5名
川古温泉付近の駐車スペースに車を停め、テクテク林道を歩いていきます。
千曲橋という橋が架かって入るところから入渓。写真の根っこがまとまった木(桂の木かな?)が橋のところにあり、目印にわかりやすい。
ゴーロ帯を1時間ほど進んでいくと、最初の滝が出てきた。
ここは右岸に巻き道がついていて容易に巻けた。
岸辺に花が咲いていた。
小出俣川の有名な大ヒラナメ
100m以上の滑床が続いていて、きれいな場所だった。歩くのも快適。
紅葉時期もきれいに違いない。
出てきた滝はTKリードで直登した。
更に進むと側壁が立ってきて、ゴルジュ状になってきた。
前衛滝に到着。ここからは見ることができないが、3段100m滝が奥にある。
前衛滝より、ちょっと戻ったところから左岸の登れそうなところを登った。
1時間30分程度の大高巻きになった。
3段100m滝
全体的にスラブ状で上部は黒くヌメっている箇所が嫌らしい。
1P目、3P目はTKリード。2P目を自分がリードした。
スラブ状で傾斜はきつくはないが、カムが決まるクラックやリスがほとんど無く、40m登るのに中間にスモールカム1個だけと、なかなか痺れた。
左のブッシュ帯の灌木を使い、フィックスをアッセンダーで登ってもらう。
最後の人だけビレイ。
いろいろとゆっくりしすぎたせいで、大滝を登り終えた時点で午後3時ごろとなってしまった。
相談した結果、滝上で脱渓して小出俣山の山頂に続く尾根を目指すこととなった。
山頂から尾根づたいに下山するプランに変更。
ここから、ササ藪とネマガリタケとシャクナゲとの戦い。
写真はヤブ漕ぎに疲れ、放心状態で口があいている自分。
小出俣山の山頂が見えてきた。
尾根上もシャクナゲのヤブだった。
今思い返しても、どんだけ生えてんだってくらいシャクナゲが群生していた。
日が暮れた。
山頂は通過し、下山の尾根筋に入ったものの、シャクナゲとの空中戦は続く。
何とかMZさんのルーファイにより、暗闇の中をスタート地点の千曲橋まで下山。
時間は21時を回ったが、林道に出られたのでみんな安堵の表情。
安心感からか、疲れがどっと押し寄せる。
ほぼ22時に川古温泉の駐車スペース到着。
藪漕ぎ6時間と、自分の今季の沢始めにしてはなかなかヘビーでした。
MZさんがルーファイしてくれたおかげで、無事帰ってこれたと思う。ありがとうございました。
皆様、お疲れ様でした。