八ヶ岳 南沢大滝

2025年12月11日」  メンバー:たぬき夫妻

天候 終日快晴

シーズン序盤で手軽なアプローチにてバーチカルを楽しみたいと考えたら選択肢は八ヶ岳、一択だろう。その中でもアプローチが最も近い南沢大滝。個人的には完全にルーティーン化しているが、時期的には若干早い感覚が有った。しかし数日前八ヶ岳を訪れた際、下山時すれ違うクライマーに南沢大滝は登攀可能と言う情報を得た。さすれば、訪れる事は必須だ。と言う事で今シーズンもルーティンを実施する為、南沢大滝へバーチカルを楽しみに行ってきました。
周囲が明るくなってからアプローチ開始。寒気が緩んだ為か、肌を刺すような寒さでは無かった。通い慣れたアプローチを淡々とこなし一般道離脱地点へ。
大滝へは一般道と変わりないトレースに導かれ、まずは小滝へ出迎えられる。

小滝に出迎えられる

登攀可能だが氷面には流水が見受けられ快適とはいかない感じが有った。小滝を見送り大滝へ。
まとまった降雪が直近にて無かった為か、下部からスッキリと氷が露出し迫力が有る。時期的には若干早いと感じていたがラインは3~4本程成長した大滝。出来立てと有って形状は悪いが登攀可能となればワクワクだ。

大滝 時期は若干早い様に感じたが登攀可

準備を整え登攀開始。

下部から氷の露出が多い為、ナメの処理から。中間部はラインを選ばないと氷床に流水が有り以後のロープ凍結を避ける為気を付ける始末。上部バーチカルの処理は中央部の凹状へ。バーチカル部分は、左中右とラインが取れそうだがどのラインもシャワーの洗礼を浴びる状態だった。

弱点を突き中央のラインから突破

八ヶ岳にては珍しく氷質は水氷だった。スクリューを打つのに難儀。弱点とは言え、氷状の形態は悪く慎重に高度を上げ抜ける。

トップロープを張りムーブの確認兼トレーニング。終日貸し切りで楽しかった。

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