12月14日〜16日
メンバー:KNZ 、ISK 、げん
甲斐駒ヶ岳の黄蓮谷へ行ってきました。
黄蓮谷は雪が積もってしまうと埋もれてしまう、旬の短いアイスルートです。
黄蓮谷は右俣と左俣があり、右俣を選択すると、甲斐駒ヶ岳山頂まで詰めあげることができます。
今回は稜線付近が天候悪そうだったので、右俣に行く予定を変更し、距離の短い左俣に行くことにしました。
甲斐駒ヶ岳登山口にて。
今回は七丈小屋へ宿泊の予定。
初日は小屋までのアプローチだけだが、標高差1,900mとなっており、歩き始める前から気が滅入る。
小屋で聞いたところによると、左俣に入るパーティが複数いるとのこと。
黄蓮谷へ降り立つまで、約1時間半程度の歩きをこなす。
当初の予定だと、坊主の滝をパスして、黄蓮谷へ降り立つ予定だったが、六丈沢のトラバース地点が非常に状態悪く、断念。
坊主の滝下まで下降した。
坊主の滝は段々になっており、容易。
ロープ60mで僅かに滝上まで足りず、ロープいっぱいでピッチを切る。
坊主の滝を越えると、すぐ二股となる。
左俣を進むと、奥に氷の段差が見えた。
ちょっとしたギャップはフリーで突破。
傾斜の緩い滝は複数出てくるので、サクサク登る。
ここは見た目以上に悪く、ロープを出した。
進んでいくと、大滝に到着。
大滝には先行パーティが複数取付いており、まるでスダレ状態。
先行パーティをかなり待ってから、登攀開始した。
30m滝は幅があり、先行をかわしつつ、少し右のラインを登った。
氷が硬い。
叩くと割れる氷質のため、クリーニングしながらの登攀となる。
落氷が多く、注意が必要だった。
30m滝を越えると、緩い雪面となる。
当日先行していたガイドパーティのトレースを使わせていただいた。
ある程度、谷筋を詰めてから尾根に向かって登る。
途中からハイマツ帯になり、ハイマツ帯のヤブを漕いでいくと、登山道に合流した。
一般登山道からは1時間程度で小屋まで下降できた。
小屋着は17時30分頃。
渋滞し、先行待ちが長かったものの、そこまで遅くならず帰ってくることができた。
3日目は下山のみで気楽。
午前8時前に小屋を出発した。
だいぶ高度を下げた。
展望の良い場所があり、甲斐駒ヶ岳の山頂が良く見えた。
無事、登山口駐車場まで帰着。
大変おつかれ様でした。
個人的には右俣も行かなくちゃと思いました。